顧客紹介
株式会社アインソリューションズは、広島県広島市にて塗装検査装置「デジタルドットゲージ」を販売しています。母体は同じく広島市で塗装業を営む株式会社ムラカワです。同社が開発したデジタルドットゲージを販売するために、2025年7月に設立されました。
デジタルドットゲージはムラカワが開発した塗装時のゴミブツ(直径数mm以下の微小なゴミ)の直径を測るための装置です。コロナ禍の売上低迷をきっかけに、ムラカワや顧客企業の塗装における課題解決のために開発されました。しかし、現在ではその枠を超えて幅広い顧客の課題を解決できるよう、アインソリューションズが販売しています。

サービス導入前の課題は?
新商品の認知拡大と営業負荷の軽減
塗装時に付着するゴミブツは目視検査では認識が困難なほど小さいものです。基準となるゲージ(フィルム型ドットゲージ)はあるものの、検査には相応の経験が必要でした。また、不良を恐れて必要以上に厳しい検査を行い、手直しのコストがかかっていました。デジタルドットゲージはこれらの課題を解決するために開発されました。しかし、課題は商品の認知度が低いことでした。
展示会などに参加するうちに多少認知度は高まったものの、装置に対して誤解を持たれるお客様もいました。デジタルドットゲージではゴミブツの寸法測定にAIを用いています。AIという言葉が「自動化」を連想させ、「自動ですべてのゴミブツを測定してくれる」といった誤解もあったのです。また、展示会で当社の商品を知ってくださった方に丁寧に説明しても、その後、顧客企業内での検討が進まないこともよくありました。

どのようなサポートを受けましたか?
新規Webサイトの構築
「正しい商品知識」を広めるためには、Webサイトは必須だと当初から考えていました。そこで当社でWebサイトの構造(ツリー)を考え、写真などの材料を用意したうえで、デザイン以外の構築をテクノポートに依頼しました。当社はSEO対策の知見がないため、検索順位向上および認知拡大に適したWebサイトの構築を支援していただきました。そのなかで、ページの重複を避けてシンプルにすることや、LP(ランディングページ)の必要性など、学ばせていただいたことも多くありました。

PV数の観測と向上のための施策
Webサイトを立ち上げてから、毎月1回のミーティングを通して検索順位向上のためのフォローを行っていただいています。通常、追加したコンテンツの成果が出るには数か月かかります。そのフォローや想定通りの結果が出なかったときの方針転換など、目的達成のための支援を粘り強く行っていただきました。
どのような効果を得られましたか?
月平均の閲覧数は1,400件以上、お問い合わせ数は10件程度
Web支援を受けて半年ほどになります(2026年7月現在)。この間、Webページの閲覧数は月平均で1,400件以上となっています。初月はやや少なめでしたが、2か月目以降に大きく伸びました。まだ件数は少ないですが、海外のお客様にもご覧いただいています。このうち、有償トライアルやカタログダウンロードといったお問い合わせが毎月10件程度あります。また、お問い合わせは直接のお客様(エンドユーザー)だけでなく、商社の方からもあります。
Webサイトがなかった頃と比べるとお問い合わせにつながる確率が高くなりました。Webサイト経由で実際の受注につながった事例もあります。
理解度の高い潜在顧客により営業の手間削減
Webサイトではデジタルドットゲージの機能や使い方を詳細に記載しています。一通り読むと製品のことを理解していただけるようにしました。すると、展示会などでお会いした際に、コストや納期といった具体的な質問をはじめから受けるようになったのです。以前は、AIを搭載しているため全自動だと誤解されることもありました。しかし、商品説明や誤解を解く時間が減ったことは、説明の手間を考えると大きな効果です。
気持ちよく仕事を進められる関係性
当社はWebサイトやSEOが専門ではないため、支援を受けるなかで分からないことや、やや本質と異なる提案をしてしまうことがありました。しかし、テクノポートの担当者の方は、私たちの考えを否定することなく、上手に良い方向に導いてくださったのです。ものづくりと同じでWebサイトも品質や成果が大切です。その上で、担当者の方の人柄に恵まれたことは、非常に良いことでした。
今後の展望とテクノポートへの期待
新商品・サービスの開発と海外を視野に入れた展開
現在販売しているデジタルドットゲージに加えて、今後は塗装現場で役立つ防具や、塗装現場ならではの技術支援も事業化していきたいと思います。その際には、今回のように認知拡大にご協力いただければ幸いです。
また、今回の支援で英語版のWebサイトも構築していただいたので、今後は海外展開にも力を入れていきます。日本での事業と勝手が異なる部分もあると思いますが、テクノポートの担当者の方には引き続き期待しています。
